複利計算

日本の金利計算ではあまりなじみのない複利計算も、パッカードに数字をインプットするだけで実に簡単に答が出せます。日本の不動産プレーヤーでパッカードを持ち歩いている人はほとんどいないでしょう。不動産の投資分析で大切なのは、あくまで将来の純収益を求めることです。この場合の不動産の収益価格は、投資期間中毎年計上される純収益と、将来売却するときに発生する売却による回収額を現在価値に割り戻した金額の合計値ですから、まずは五年目までの毎年の純収益を求めます。一年目に二○○○万円の純収益を得るとは、一年後に元金二○○○万円を得るために年利五・五%で運用するといくらの金額が必要かという複利現価を求めるのと同じ意味なので、二○○○万円×○・九四七九(複利現価率)=一八九六万円という現在価値が求められます。同様に二年目から五年目までの純収益の現在価値を計算して各々合計すると、五年間で一億一三五万円という純収益が求められます。これに五年目に得られる売却価格一二億円の現在価値九億一八一二万円を足した一○億一九四七万円が、すべての現在価値の合計、すなわち純収益価格ということになります。

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